CS・ESは2つの要素で成り立っていると思うんです。
1. アレルギー的なもの → 化学物質に対するアレルギーのような反応による症状
2. 心身症的なもの → 化学物質に体が反応しているというよりは、化学物質に心が反応してその結果が体に現れる症状
1と2が合わさって起きているんじゃないかと。人によって1の要素が強い人もいれば逆の人もいるんじゃないかと。
ここでは2に対するアプローチを考えてみます。
CSが心身症だと思える理由
私にはこんな経験があります。
反応するものを部屋において、慣れることで恐怖心を取りのぞこうとしていました。しばらくして、外に出かける用事があったので出かけてて用事を済ませて帰ってきたら、部屋にそれを置いてあることを忘れていました。忘れている間は症状がでませんでした。「あ、そうだ、あれを置いてあるんだ」と気づいたら症状が出たんです。
その後、部屋にそれを置いてから、出かけて帰ってきて、忘れてるうちは症状がでないというのを何度か経験してるうちに、「それが置いてあること」が意識されていても症状が出なくなりました。
CSは主流の医学界では正当な疾患概念とはみなされていないそうです。
二重盲検法、つまり試験をする側と被験者の両方が化学物質かどうかわからない方法で化学物質を負荷すると、症状が出たり出なかったりします。
化学物質過敏症は慢性的な不安によるものであり、環境中の微量な化学物質への暴露によるものではない。
心身症を治す方法として参考になったもの
A. CSを引き起こす心の中の原因を分析して治すアプローチ
主に腰痛について書かれているのですが、これらの本では心身症による腰痛を治す方法として書かれています。
つまりは心身症を治す方法が書かれています。
心のなかに抑圧している感情、記憶があって、それが暴発するとまずいので、気をそらすために体の症状を引き起こしていると著者は主張しています。
なので、症状が出たら、「私が抑圧している感情、記憶は何だろう?」と考える、すると、気をそらすために起こしていた体の症状が存在する意味がなくなるので、症状が消えるという方法が紹介されています。
私の場合、慢性化してしまった足底筋膜炎にかなり効果がありました。
多少関連あることをYouTubeで話したものです → 動画
B. 原因を考えずに無になることで治すアプローチ
ホ・オポノポノ ライフ ほんとうの自分を取り戻し、豊かに生きる
こちらはAとは逆のアプローチで、原因を考えるのではなく、考えることを止めることで記憶をクリアするといった方法です。
具体的には、症状が出たり、何か嫌なことがあったり、あるいはとても楽しいことがあったりといった感情の変化があった場面などで、4つの言葉「ありがとう、ごめんなさい、許してください、愛してます」と心のなかでつぶやきます。感情を込める必要はなくて、心が落ち着くまで淡々と繰り返します。なんかスピリチュアルっぽくてうさんくさいと思われたかもしれませんが、実際やってみると、心が落ち着いたり、気持ちが楽になったり、心の重荷が剥がれていくような感覚がしました。
Aのアプローチで「私が抑圧している感情、記憶は何だろう?」って考えてぱっと何かが浮かんで、症状が収まったらいいんですけど、抑圧してる感情はなんだろう、もっとあるだろう、あれかなこれかな、そうだ、あんな嫌なことがあった、こんなことも…、頭の中でぐるぐる回り続けて疲弊してしまうことがあったので、Bのアプローチの良さを感じます。
これらの本は図書館で貯蔵されてる場合もあるので、買わなくても読めるかもです。
そんなわけでお役に立てば幸いです。