完治することを頑なに否定する人達
このWebページを掲示板で宣伝したところ、読者の方々から多くのコメントが寄せられました。
好意的な意見と共に、私の理論を否定するものもたくさんありました。
彼ら(私の理論を否定する人達)が主張するのは、「やまろうの理論は間違っている(破たんしている)。CSというのは、こうこうこういうもの(彼らが知っている医学知識)であり、完治する可能性はほとんどないのだ」というような内容でした。
私の理論を「間違っている(破たんしている)。」と言う一方で、「どこがどう破たんしているのか」には言及しないものでした。
さらには、「やまろうは完治したと思い込んでいるだけで、本当は完治していない。今に大変なことになる」というようなことを言い出す人までいました。このように私のことを脅してくる人までいるのです。
不思議ですよね。
完治させることが出来ると言っている理論より、完治する可能性はほとんどないと言っている理論(彼らが知っている医学知識)を信じているのですから。さらには完治可能論を唱えている人間(私)を脅しだす人までいるのですから。
彼らはCSを治したくないのでしょうか?そんなはずはありませんよね。読者でCS患者の方はご自身に質問してみてください。
「化学物質過敏症を治して健康になりたいですか?なりたくないですか?」
もちろん、頭(顕在意識)で考えれば、「治したいに決まってんだろ!」と思うでしょうが、重要なのは潜在意識です。潜在意識が本当に「治りたい(現状から変わりたい)」と思っているかどうかです。
では、彼らはなぜ私の理論(完治可能論)よりも彼らが知っている医学知識(完治不可能論)を信じようとするのでしょうか?
それはホメオスタシス(恒常性維持機能)が働いているためです。つまり、無意識に現状(CSである状態)を維持しようとする力が働いているということです。
認知科学ではホメオスタシスは物理空間(生体)だけでなく、情報空間(心、思考、信念、思想)にも働くと言われています。つまり、考え方を変えようとしてもホメオスタシスによって元の考え方に戻ってしまいやすいということです。
変な言い方ですが、私の理論を信じて大明気功院で治療を受けると化学物質過敏症が治ってしまいます♪すると、現状(CSである状態)を維持出来なくなってしまいます。治っちゃうわけですからね、ほんと変な言い方です。でも、そういうことになりますよね。
つまり、そういったCSである現状を維持しようとする力が無意識に働いているということです。厄介です。いやんなっちゃいますよね。自らが無意識にCSである現状を維持していたというわけですから。
ホメオスタシスが無意識に働いているわかりやすい例としては、汗をかくことです。汗をかくことはホメオスタシス現象です。体温を一定に保とうとする現象です。
例えば、夏場33度の炎天下に外を歩いていたら、汗をかきますよね。これは汗をかかないと、現状の体温を保つことが出来ないためです。よって、汗をかくわけです。しかも、無意識にです。
今日は暑いなと意識してから、意図的に「さぁ、汗をかこう」と思って、汗を出すわけではありません。つまり、無意識に潜在意識が命令して勝手に汗を出しているということです。
- 汗をかく(現状の体温を保つ)= 完治可能論を否定し、完治不可能論を頑なに信じる。(CSの発症状態を保つ)
という図式です。ご理解いただけましたでしょうか?
また、ホメオスタシスが維持する一定の領域をコンフォートゾーンと呼びます。体温の例で言うと人間にとって心地よい(コンフォータブルな)体温を保っているということです。
この原理でいうと、彼らにとって、CSである状態(現状)がコンフォートゾーンになってしまっていて、それを維持しようとして無意識にホメオスタシスが働いているということです。
CSである状態がコンフォートゾーン(心地よい状態)であるなんて、おかしな話ですよね?しかし、彼らはCSについての詳しい知識を学習していて、掲示板等に得意げに書き込んでいます。
自分が持っている詳しい知識を活用出来るというのは、ある種心地いいのではないでしょうか?
自分が持っている知識の外側にある概念(気功でCSが治る)が成立してしまっては、自分の詳しい知識を活用することが出来なくなってしまいます。
だから、私の理論に対して激しく反発するのではないかと考えられます。しかし、CSのままでいることは彼らが本当に望んでいることではないはずです。
少し挑発的な書き方になってしまいましたが、気持ちはよくわかりますし、避難しているわけではありません。ご自身の心理状態を再確認するきっかけにして頂けたらと思っています。
それでは、ホメオスタシスに打ち勝つには、どうすればいいのでしょうか?現状の外にゴールを設定すればいいのです。